ワーカーエージェントを MCP から操作する
ワーカーエージェントは、画面だけでなく MCP クライアント(Claude Code など)からも作成・実行・確認できます。「部下の稼働状況を毎週確認して私のタスクに登録するエージェントを作って、いま1回試して、問題なければ毎週月曜の朝9時に実行して」のように話しかけるだけで、AI がツールを順に呼び出して設定まで進めます。
接続先
| エンドポイント | 用途 |
|---|---|
https://mcp.tocca.systems/api/mcp/worker-agent | ワーカーエージェントの作成・更新・実行・実行結果の確認 |
Claude Code への登録例(APIキーの発行手順は Claude Code セットアップ を参照):
claude mcp add --transport http twp-worker-agent https://mcp.tocca.systems/api/mcp/worker-agent \
--header "Authorization: Bearer twpu_xxxxxxxx"必要なスコープ
個人用APIキーには、次の2種類のスコープが両方必要です。
-
ワーカーエージェント自体の操作(「AIエージェント」グループ)
スコープ できること worker_agent:read一覧・詳細・実行履歴・ステップログ・ツールカタログ・上限の確認 worker_agent:write作成・更新・削除・有効化・無効化 worker_agent:execute手動実行・実行のキャンセル worker_agent:*上記すべて -
エージェントに許可するツールのスコープ
エージェントはオーナーの権限で動きますが、MCP から作成・更新・実行するときは、許可ツールが使うスコープをAPIキーも持っていることが確認されます。たとえば
create_private_task(プライベートタスクの作成)を許可するならtask:write、list_subordinates(部下の一覧)を許可するならuser:readが要ります。各ツールに必要なスコープはlist_worker_agent_toolsのrequired_api_scopesで確認できます。足りない場合は
422になり、不足しているスコープ名がそのまま返ります。API error 422: 許可ツールの実行に必要な権限がこの資格情報にありません(不足: task:write, user:read)。 Error fields: {"missing_scopes":["task:write","user:read"]}「書き込み系ツールの実行を許可する」(
write_enabled)をオフにしたエージェントでは、書き込みツールのスコープは求められません(参照ツールのスコープは必要です)。
例: 部下の勤怠・工数を確認してプライベートタスクへ登録するエージェントなら、
worker_agent:*+user:read+task:writeが目安です。担当タスクの一覧も見せるならtask:readを加えてください。
利用できるツール
| 分類 | ツール |
|---|---|
| ツールカタログ・上限 | list_worker_agent_tools / get_worker_agent_tool / get_worker_agent_limits |
| エージェント | list_worker_agents / get_worker_agent / create_worker_agent / update_worker_agent / delete_worker_agent |
| 有効・無効 | enable_worker_agent / disable_worker_agent |
| 実行 | run_worker_agent / list_worker_agent_runs / get_worker_agent_run / get_worker_agent_run_steps / cancel_worker_agent_run |
見えるのは自分がオーナーのエージェントだけです。他のユーザーのエージェントIDを指定すると 404(見つかりません)になります。
作成から実行・確認までの流れ
- ツール名を確かめる —
list_worker_agent_toolsで、許可できるツールの正確な名前を取得します。推測した名前をallowed_toolsに入れると422になります - 作成する —
create_worker_agentに名前・指示文・許可ツール・スケジュールを渡します。作成直後は無効(is_enabled=false)です - 試しに実行する —
run_worker_agentを呼びます。dry_run: trueを付けると書き込みは行わず、「何をしようとしたか」だけを記録します - 完了を確認する —
run_worker_agentの応答は「実行を開始した」という意味で、結果ではありません。返ってきたrun_idでget_worker_agent_runを呼び、statusがsucceeded/failed/cancelled/skippedになるまで確認します(通常は数十秒〜数分)。完了するとsummaryに実行内容の要約が入ります。途中経過はget_worker_agent_run_stepsで確認できます - 定期実行にする — 問題がなければ
enable_worker_agentで有効にします
MCP から作成したエージェントは、画面の一覧でも確認でき、作成時にはオーナーへ「MCP経由で作成されました」という通知が届きます。
スケジュールの書式
schedule は次の形式で指定します。
{ "type": "weekly", "days_of_week": [1], "time_of_day": "09:00", "timezone": "Asia/Tokyo" }type | 必須の項目 | 制約 |
|---|---|---|
interval(一定間隔) | interval_minutes | 15〜1440分・5の倍数のみ(00:00 起点で揃えます) |
daily(毎日) | time_of_day(HH:mm) | — |
weekly(毎週) | time_of_day・days_of_week | 曜日は ISO 番号(1=月曜 … 7=日曜) |
monthly(毎月) | time_of_day・days_of_month または last_day_of_month | 存在しない日(2月31日など)はその月は実行しません |
- タイムゾーンは
Asia/Tokyo固定です(他の値はエラーになります) - 時刻指定の実行は、指定時刻から最大5分遅れて始まることがあります
- 自動実行がまだ有効になっていない環境では、作成・更新・有効化の応答に
schedule_noticeが含まれます。その間スケジュールは保存されますが自動では動かず、run_worker_agentによる手動実行だけが行われます
実行回数の上限とクレジット
| 上限 | 値 |
|---|---|
| 手動実行 | 1エージェントあたり 1日20回 |
| 有効にできるエージェント | 1ユーザー3件・1テナント20件 |
| 1エージェントの許可ツール | 64個まで |
現在の値と当日の使用状況は get_worker_agent_limits で確認できます。
run_worker_agentを連続で呼ばないでください。 呼ぶたびに手動実行を1回消費します。完了を待つときはget_worker_agent_runを呼び直してください- ドライランでも、AI が考えるためのトークン分のクレジットを消費します
- 実行中・上限到達・クレジット不足などで実行できないときは
409になり、理由(skip_reason)とrun_idが返ります
うまくいかないとき
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
422 で missing_scopes が返る | APIキーに不足スコープを追加する(上の「必要なスコープ」)か、そのツールを許可ツールから外す |
422 で allowed_tools のエラーになる | list_worker_agent_tools が返す名前をそのまま使う |
404 になる | 自分がオーナーのエージェントか、agent_id が正しいかを確認する |
| 設定した時刻に動かない | 応答に schedule_notice が含まれていないか、エージェントが有効(is_enabled=true)かを確認する |