部署別計上(売上配分・人件費・仕入)
1つのプロジェクトに登録した売上・人件費・仕入を、プロジェクトを分けずに部署別へ計上するための機能です。 このページは見出しごとにリンクできます。関係する見出しのURLだけを共有してご案内いただけます。
だれがどこを読めばよいか
| 立場 | 読む見出し |
|---|---|
| 請求を入力する方(総務・経理など) | 請求の入力はこれまでどおりです |
| 案件担当者・マネージャー | 売上を部署別に配分する / 仕入・外注などの原価 / 数字が反映されるタイミング / 数字の読み方 |
| 数字を見る方(部門長・管理部門) | 全体の考え方 / 数字の読み方 |
全体の考え方
- 1案件=1プロジェクトのままで構いません。 部署別に売上・人件費・仕入を見るためにプロジェクトを分ける必要はありません。
- すでに部署別に分けて作成したプロジェクトは、そのままで問題ありません。 分け直す作業は不要です。新しい案件から1プロジェクトにまとめる運用へ切り替えてください。
- 配分の設定が必要なのは売上だけです。 人件費と仕入(原価)は配分比率を使わず、それぞれ別の基準で部署へ計上されます。
| 項目 | 部署の決まり方 | 誰が設定するか |
|---|---|---|
| 売上 | 「按分設定」で登録した配分(未登録なら自動判定) | 案件担当者 |
| 人件費 | 打刻した本人の所属部署へ実額で計上 | 設定不要 |
| 仕入・外注などの原価 | 原価の登録時に選んだ部署(未選択ならプロジェクトの所管部署) | 原価を登録する方 |
請求の入力はこれまでどおりです
請求の入力運用は変わりません。これまでどおりプロジェクトに請求を入力するだけで構いません。
- 部署別に分ける目的でプロジェクトを分けていただく必要はなくなりました。
- 請求を部署ごとに分けて入力する必要もありません。1件の請求をそのまま入力してください。
- 部署への振り分けは、案件担当者が登録する「按分設定」(後述)で行われます。
売上を部署別に配分する(按分設定)
売上の配分は、予実管理ダッシュボード(メニュー「分析」→「予実管理」)から登録します。 登録は、その案件を主管する部署の担当者(案件担当者)が行う想定です。

按分設定の開き方
- メニューから「分析」→「予実管理」を開きます
- 画面右上の「按分設定」をクリックします
- 「部署按分設定」が開くので、上部で対象のプロジェクトを選択します
- 「行を追加」で配分先の部署を追加します(複数の部署を登録できます)
- 「保存」をクリックします

「比率(%)」と「金額(円)」の使い分け
配分は行ごとに「指定方法」を選べます。1つのプロジェクトの中で比率の行と金額の行を混在させられます。
| 指定方法 | 動き | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 比率(%) | 売上額が変わると配分額も自動で追随します | 「この案件は6:4で分ける」と決まっている場合 |
| 金額(円) | 売上額が変わってもその金額のまま計上されます | 「この部署の取り分は毎月20万円」と決まっている場合 |
登録するときは次の点にご注意ください。
- 比率だけで設定する場合は、合計が100%になるようにしてください。
- 金額を指定した行の差額は、プロジェクトの所管部署に計上されます。
- 指定した金額の合計がその月の売上額を超えると、所管部署の取り分はマイナスで表示されます。 他の部署の指定額を自動で縮小することはしません。金額の指定を見直してください。
- 金額は「月ごと」に適用されます。 売上が複数月に分かれる案件では、毎月その金額が計上されます。案件全体で1回だけ配分したい場合は、比率での指定をご検討ください。
- 1つの部署につき1行です。同じ部署に比率の行と金額の行を同時に登録することはできません。
按分設定を登録していない場合
按分設定が未登録のプロジェクトでも売上は部署別に集計されます。次の順番で計上先が決まります。
- 見積に部署が設定されていれば、その部署(複数あれば見積金額の比で分けます)
- 見積から決まらなければ、プロジェクトの所管部署
- どちらからも決まらなければ「未割当」
「必ず所管部署へ100%」ではない点にご注意ください。意図した部署に載せたい場合は、按分設定を登録してください。
人件費はどの部署に計上されるか
人件費は配分(按分)しません。打刻した本人の所属部署へ、実額でそのまま計上されます。
所属部署は、その月の所属情報をもとに次の順で判定されます。
- その月の主所属
- (主所属がなければ)その月の通常の所属(異動で主所属が外れた過去の所属など)
- (それもなければ)その月の兼務・代理の所属
- いずれも見つからない場合は「未割当」
- 同じ順位の所属が複数ある月は、開始日が新しいものを1つ採用します。 1人の工数を複数の部署へ分割することはありません。
- 「未割当」が出ている場合は、その方の対象月の所属が登録されていない可能性があります。組織の所属情報をご確認ください。
仕入・外注などの原価をどの部署に計上するか
原価は、登録・編集のときに部署を選べます(任意)。
- プロジェクトを開き「収支分析」タブを選びます
- 「原価登録」を選び、「原価を登録」をクリックします
- 「部署」欄で計上先の部署を選びます
- 金額などを入力して「登録」をクリックします

- 部署を選んだ場合は、その部署の実額として計上されます。
- 選ばなかった場合(「指定しない(プロジェクトの所管部署に計上)」のまま)は、プロジェクトの所管部署に計上されます。原価の一覧では「プロジェクト所管」と表示されます。
- 人件費と同じく、原価にも売上の配分比率は適用されません。
数字が反映されるタイミング
按分設定や原価の部署を変更したあと、画面によって反映のタイミングが異なります。
| 画面 | 反映のタイミング |
|---|---|
| プロジェクトの「収支分析」タブ | 即時(画面を開くたびに計算します) |
| 予実管理ダッシュボード | 翌日以降(毎日2時ごろの集計処理のあと) |

- 集計処理は**毎日2時(日本時間)**に動き、**当月と直前5ヶ月(あわせて直近6ヶ月)**を対象に計算をやり直します。
- そのため、按分設定や原価の部署を変えた直後に予実管理ダッシュボードの数字が変わらないのは不具合ではありません。 翌日以降にご確認ください。
- 直近6ヶ月より前の月は、この毎日の計算のやり直しの対象外です(次の見出しを参照)。
数字の読み方(予実管理と収支分析が違って見えるとき)
旧方式の月があります
旧方式に該当するのは、部署別の実額の保存が始まった2026年9月8日の時点で、集計のやり直しの対象(当月+直前5ヶ月)から外れていた月=2026年3月以前の月です。 これらの月は部署別の実額が保存されていないため、旧方式(プロジェクト単位の按分)で部署へ割り振った値が残ります。 その月は、プロジェクトの「収支分析」(開くたびに計算します)の部署別人件費と一致しないことがあります。金額の合計は変わりません。
該当する月がある場合、次の3か所で確認できます。
- 予実管理ダッシュボードの注記 — 対象の年月と理由が表示されます
- 部署セルの内訳の「算出根拠」 — 金額のセルをクリックして内訳を開き、ⓘ(金額の算出根拠を表示)から確認できます
- CSV出力 — 末尾に「算出根拠」の行が追加され、画面と同じ説明文が入ります

表示される説明文(例)
2026年03月 の「人件費(実績)」の部署別内訳は旧方式(プロジェクト単位の按分)です。月次集計に部署別の実額が保存されていないため、プロジェクトの「収支分析」(開くたびに再計算します)の部署別人件費とは一致しないことがあります。金額の合計は変わりません。
旧方式に該当する月が、時間の経過とともに増えることはありません。 いったん集計をやり直した月は部署別の実額が保存され、その後やり直しの対象期間(当月+直前5ヶ月)から外れても新方式のまま残ります。 2026年3月以前の分をさかのぼって一括で計算し直すことはしていませんが、その月の集計があらためてやり直された場合は、その月も新方式に切り替わります。 同じ月でも「収支分析」と「予実管理」で部署別の人件費が違って見える場合は、まずこの注記の有無をご確認ください。
「未割当」が出るとき
次の場合に「未割当」の行・セルが表示されます。数字が消えているわけではありません。
- 売上: 按分設定も見積の部署もなく、プロジェクトにも部署が設定されていない
- 人件費: 打刻した方の対象月の所属部署が判定できない
運用上の留意点
- 在籍者が1名だけの部署では、その部署の数字を閲覧できる方に、その方個人の月次人件費が実質的に分かる状態になります。 部署の構成と閲覧権限の設定をあわせてご確認ください。
- 売上と原価で計上先の部署が分かれることがあります(売上は按分設定、原価は登録時に選んだ部署のため)。それぞれの部署別合計は、元の金額と必ず一致します。
よくある質問
Q. 部署別に見たいので、プロジェクトを部署ごとに分けるべきですか?
A. いいえ。1案件=1プロジェクトのままで部署別に計上できます。すでに分けて作成済みのプロジェクトはそのままで構いません。
Q. 按分設定を登録しないとどうなりますか?
A. 按分設定を登録していない場合 のとおり、見積の部署 → プロジェクトの所管部署 → 未割当 の順に自動で決まります。
Q. 人件費も比率で分けられますか?
A. 分けられません。人件費は打刻した本人の所属部署へ実額で計上されます(人件費はどの部署に計上されるか)。
Q. 按分設定を変えたのに予実管理の数字が変わりません。
A. 予実管理ダッシュボードは毎日2時ごろの集計処理のあとに切り替わります。すぐに確認したい場合はプロジェクトの「収支分析」タブをご覧ください(数字が反映されるタイミング)。
Q. 同じ月なのに「収支分析」と「予実管理」で部署別の人件費が違います。
A. その月が旧方式の対象になっている可能性があります(旧方式の月があります)。画面の注記、または部署セルの内訳の「算出根拠」をご確認ください。金額の合計は一致します。